電話申込
ホーム / 税務調査について

税務調査について

About Tax Audits

税務調査がどう進むのか、何を備えておけばよいのかをまとめました。あわせて、国税の現場を知る税理士が税務調査に関するコラムを毎週投稿しています。制度の解説だけでなく、調査官が何を見て、どう考えているかまで踏み込みます。

税務調査の進み方と事前準備

Process

1 一般的な税務調査の流れ

税務調査の流れを事前に知っておけば、落ち着いて対応できます。

クリック(タップ)で詳細

(1)事前通知
はじめに税務署から日程調整の電話連絡があり、調整がついた後、正式な通知がされます。通知内容は、調査対象期間、調査日時、調査担当者等です。
(2)実地調査(事務所訪問)
税務署の調査担当者が会社や事務所を訪問し、帳簿や領収書等の確認をしながら社長や事業主に対して質問調査をします。税理士が立ち会い、調査官との間に入ることで、誤解を招くやり取りを防げます。
(3)調査結果の中間説明
調査が一段落すると税務署から調査状況について口頭または文書で説明されます。指摘された事項に対して納税者は反論できますが、税理士が入ることで、より適切な対応ができます。
(4)税務署との最終調整
税務署の指摘に対して納税者が反論し、主張が認められた場合は、税務署から指摘された追徴税額が軽減されることもあります。専門知識を持った税理士が代理人として税務署と交渉を行えば、調査をスムーズに進め、納税者に不利とならない結果に導けます。
(5)修正申告書の作成
最終調整後の税務署指摘事項に基づき、申告書の訂正が必要な場合は修正申告を行います。税理士と契約している場合は、税理士が修正申告書を作成し、提出します。
(6)追徴課税・加算税の納付
修正申告により発生した追徴税額の納付手続きをします。税理士は、延滞税や加算税を含めて納付計画を策定するなどのアドバイスができます。

2 税理士が行う具体的な業務

税務調査は、事前準備から調査日、調査後の対応まで一連の流れで進みます。税理士は各フェーズでサポートし、納税者の不安と負担を減らします。以下は、顧問をしている事業者様以外から税務調査立会いを依頼された場合に税理士が行う具体的な業務です。

クリック(タップ)で詳細

(1)調査前の準備

まずは、税務署からの連絡を的確に判断します。税務署からの連絡が調査以外の受忍義務のない「協力依頼」であれば、適切に対応します。税務調査の連絡であれば、その連絡が法令に則った通知かどうかを的確に判断します。

税務調査の通知を正式に受けた後は、調査対策の準備が始まり、税理士は以下のような業務を行います。

①概況ヒアリング — 依頼主様の事業内容についてお伺いします。

②申告審理 — 申告書上の記載誤り、決算書から申告書への転記誤り等、表面上の誤りについて確認します。

③決算書分析 — 各勘定科目の実数分析(構成割合等)、比率分析(指標等)、比較分析(推移及び他社)を行い、税務署の担当者及び国税のAIシステムが調査対象として選んだ理由や調査で突いてくるであろうポイントを推測します。

④原始記録等確認 — 領収書や請求書などの原始記録の保存状況や記載内容の確認のほか、預金通帳(口座データ)から入出金状況を確認します。

⑤疑問点のヒアリング — 推測した調査ポイントを中心に、「調査する側の視点で洗い出した疑問点」について依頼主様から事実関係をお伺いします。

⑥補足資料及び想定問答の作成 — ヒアリングの結果、帳簿書類が事実関係の証拠として不十分な場合は補足説明用の資料を作成します。また、実地調査(調査官訪問)時に質問される事項を想定し、依頼主様の状況に合わせた回答案を作成します。

(2)調査立会いと税務署折衝

会社や事業所に税務署の調査官が訪問する日は、税理士が納税者に代わって調査官との交渉を行います。税理士が緩衝材となることにより、納税者の心理的負担を軽減します。

①質問調査への対応 — 税法に基づいた回答を行い、不毛なやり取りを省き、調査の長期化を防ぎます。

②調査官指摘事項に対する反論 — 不明瞭な事項については解明の上説明し、根拠の無い(薄い)指摘事項については根拠を示した上で反論します。

③調査の日程等調整 — 税務署側が求める書類の絞り込みや提出期限の調整を行い、調査の早期終了を促します。

(3)指摘事項の調整、修正申告

調査にある程度目処が立つと、税務署から指摘事項が伝えられます。税理士はこれを受けて、以下の対応を行います。

①税務署指摘事項の整理 — 税務署指摘事項の妥当性を検証し、修正申告を受け入れるか反論するかを判断します。

②修正申告書の作成 — 調査結果に基づいた修正申告書を作成し、提出します。

③追徴税額、附帯税の納付 — 一括納付が困難な場合などは、特例措置の活用や納付計画の策定など、納税者の納付に関するアドバイスを行います。

 段取り八分、仕事二分。

「(1)調査前の準備」に重点を置く(リソースの8割を充てる)ことで、税務調査をスムーズに乗り越えることができます。反対に、この準備(分析、推測、対策)ができない、または、他人(やシステム)任せになっている税理士は、調査対応が後手後手となり、調査結果も依頼主様の期待に添えないものとなります。

なお、税務調査に立会い、調査官からの質問に対して納税者に代わって回答できるのは「税理士として登録している者」のみです。資格の無い者が行うと税理士法に違反するばかりではなく、依頼した納税者も多大な損失を被ることになります。

税務調査コラム

Column
2026 40 columns

個人事業主の交際費は上限ではなく相手で決まる

個人事業主には、意外と知られていない取扱いがあります。接待交際費を経費にするときの上限金額がない、という点です。法人には「資本金に応じて年間800万円まで」「飲食費の50%まで」といった制限がかかります。個人事業主にこれはありません。交際費…

→

その領収書癖、調査官に見透かされます

「とりあえず領収書をもらっておけ」。先輩や顧問税理士にそう教わった記憶のある経営者は、少なくないはずです。ところが今、その習慣は逆に働きます。レシートを出さない店など、今やほとんどない飲食店やスーパー、コンビニのレジで、レシートとは別に領収…

→

税理士のAI活用、差は預け方と疑い方

AIエージェントが知られるようになったのは、私の実感では1年ほど前のことです。チャットで質問に答えるだけのAIから、自分で手順を組み、ファイルを読み書きしながら作業を最後まで進めるAIへ。2026年10月の今、税理士事務所でAIを使っていな…

→

期ズレはモノの動きで見つかる

決算期をまたぐ売上や費用の計上時期のズレ、いわゆる「期ズレ」。税務調査で最も指摘を受けやすい項目の一つです。税務署は、決算期前後の計上時期を意図的にずらして利益を圧縮していないか、という視点で帳簿と書類を確認しています。単純な経理のミスであ…

→

決算賞与は段取りで決まる

決算期が近づくと、決算賞与を検討する会社が増えます。利益を圧縮でき、従業員のやる気にも効く。一方で、資金がまとめて出ていく影響は無視できません。ただ、今回お伝えしたいのはメリットとデメリットの話ではありません。決算賞与には損金算入のための形…

→

役員報酬、高すぎると否認されるのか

役員報酬をいくらに設定するか。会社を運営するうえで、経営の根幹に関わる判断の一つです。ところが実際には、「なんとなく」「同業他社を参考に」といった曖昧な基準で決めている会社が少なくありません。逆に、インターネットで「役員報酬が高すぎると税務…

→

経営者自身が知っておくべき「経費のストーリー」

経営者や個人事業主から必ず出てくる質問があります。「この支払いは経費になりますか」。仕事で使った気もするけれど、プライベートとも言えるかもしれない。そんなグレーゾーンの支払いに迷ったとき、税法の専門書を開く必要はありません。見る順番さえ決ま…

→

2割特例の終了は経営見直しの好機

インボイス登録を機に消費税を納め始めた事業者にとって、納税額を売上の消費税の2割で済ませられる「2割特例」は、心強い支えだったはずです。その特例が、まもなく終わります。負担が増える話ではありますが、それだけでは終わらせず、特例が残っているう…

→

外注費か給与か、決めるのは実態

建設業の一人親方、IT業界のエンジニア。社外のパートナーに仕事を頼む場面は、業種を問わず増えています。そこで経営者が迷うのが、その支払いを「外注費」とするか、雇用としての「給与」とするかです。請負契約書を交わしてあるから外注費で問題ない。そ…

→

税務調査でスマホやLINEの履歴は見られる?

業務連絡や取引先とのやり取りに、スマートフォンやメッセージアプリを使う。今ではごく当たり前の風景です。ただ、その端末やアプリに溜まったデータが税務調査でどう扱われるのか、改めて考える機会は、あまりないのではないでしょうか。結論から申し上げま…

→

相性と実力で選ぶ、頼れる税理士

API連携(会計ソフトと銀行・クレジットカード会社などのシステムを自動でつなぐ仕組み)が広まりました。OCR(書類の文字・数字を画像から自動で読み取る技術)も同じです。会計帳簿の作成は、以前とは比べものにならないほど軽くなりました。「自社で…

→

帳簿が不完全でも90分で終えた税務調査

事業を営む中で、思いがけないタイミングで税務署から連絡が入ることがあります。しかし、たとえ帳簿の記載が不正確であったとしても、事前の準備が完璧にできれば、税務調査を過度に恐れることはありません。税務署の調査官が要求する資料をあらかじめ想定し…

→

「社長の通帳を見せてください」への対応

税務調査で、調査官から個人の通帳やプライベートなお金の使い方を尋ねられることがあります。事業と個人の境界は曖昧になりがちで、どう対応すべきか迷う場面ではないでしょうか。結論から申し上げますと、調査中に「社長の個人口座の通帳を見せてください」…

→

調査官も知らない税務調査の真実

申告の確認だけが目的ではない調査税務調査は、申告内容が正しいかどうかを確認するための手続きです。ただ、すべての税務調査が「そのためだけ」に行われているわけではありません。あらゆる部署や役職で税務行政に携わってきて、長年抱き続けてきたことがあ…

→

追徴税額「過去最高」の中身を読む

「追徴税額は過去10年で最高」。国税庁が公表した令和6事務年度の調査事績について、こうした見出しが並びました。この数字が示しているのは、調査の量が増えたことではありません。税務調査が「数をこなす時代」から「選んで深く調べる時代」へと、構造的…

→

税務署の「お尋ね」が届いたら

税務署から突然届く「お尋ね」は、税務調査ではありません。法的な強制力はなく、対応しなかったとしても直ちに不利益が生じるものではありません。ただし、放っておいてよいという話でもありません。お尋ねは申告内容の確認です税務署からの「お尋ね」とは、…

→

修正申告と更正処分、どちらを選ぶ?

税務調査の終盤になると、税務署から修正申告書の提出を促される場面があります。税務署がこれを勧める背景には、はっきりした理由があります。それを知ったうえで、応じるかどうかを決めます。修正勧奨に働く、税務署側の都合税務調査が終わると、税務署は修…

→

知っておきたい重加算税の現実

税務調査で追加の税金を納めることになった場合、本来の税額に上乗せされる「加算税」というペナルティがあります。加算税にはいくつかの種類がありますが、そのなかで最も重く、その後の経営に深刻な影響を及ぼす可能性があるのが「重加算税」です。重加算税…

→

アポなし税務調査、その時どうする

税務調査といえば、事前に日程の連絡があり、顧問税理士と準備を整えてから臨むもの。実際、大半の調査はそのとおりに進みます。ところが、連絡なしに調査官が訪ねてくる「無予告調査」もあります。予告なしが認められるときアポなしの調査と聞いて、国税局査…

→

使えるAIに育てる!プロンプト修正術

日々の業務効率化や書類作成、複雑な制度の要約など、事業の現場で生成AI(以下「AI」)を活用する場面は急速に増えています。実際に使ってみると、ピントの外れた回答が返ってきたり、途中で話が通じなくなったりします。AIは優秀なツールですが、その…

→

税務調査とタレコミの実態

税務調査の対象を選ぶ材料の一つに、外部から寄せられる情報があります。いわゆるタレコミです。実務上は見過ごせない存在で、日常的に寄せられている情報の一つとして、調査の判断で一定の役割を果たしています。調査先の選び方そのものは、別のコラム「税務…

→

税務調査で過去何年分遡られるか?

税務調査の連絡が入ったとき、まず問題になるのが、帳簿や領収書などの書類を何年分そろえるか、どこまで遡って調査されるかです。税務調査における調査対象期間は、会社の状況や申告の内容によって異なりますが、一般的に税務調査は過去3年間を対象として行…

→

KSK2導入と税務調査の実務

税務署が税務調査の対象者を選ぶときに参考にするのは「KSK」と呼ばれる国税組織の内部システムです。この仕組みについては断片的な情報が広まりやすく、システムが変われば調査も大きく変わるという話も出てきます。ただ、実務の観点から整理すると、シス…

→

あなたの顧問料、”サブスク”になっていませんか?

当事務所のスタンス当事務所のモットーは、「必要な時に、必要なことだけを、明確な料金でお届けする」ことです。お客様との合意のもとで月々の顧問契約をお引き受けするケースもありますが、すべての方に一律の月額顧問料モデルを前提とはしていません。中で…

→

税務調査の頻度より大切なこと

インターネットで検索すれば、「調査が来やすい時期」「狙われる業種」「確率の計算方法」など、様々な情報が目に入ります。しかし、そうした情報を知ったところで、税務調査への備えとして直接役立つことは多くありません。税務調査が来る確率税務調査の対象…

→

OB税理士の強みはコネではなく思考回路

税理士を探していると、「元国税調査官(国税OB)」という肩書きを目にすることがあります。「国税OBの税理士は税務調査に強い」「顔が利く」と言われます。しかし、世間で思われているイメージと実際の現場には、大きな乖離があります。⒈「税務署に顔が…

→

生成AIで税務調査対策はできるか?

「税理士への報酬を抑えて、自分で税務調査を乗り切りたい」。そう考えている経営者は、少なくないと思います。生成AIの急速な普及とともに、「AIを使えば税理士の代わりになるのでは」という期待の声も、よく耳にするようになりました。生成AIを活用し…

→

「公務員的思考」と「経営感覚」の違い

経営者、とくにサラリーマン経験が少なく自分でビジネスを切り開いてきた方にとって、税務調査は異文化との遭遇のようなものです。調査官の指摘に対し、「ビジネスの現場ではそれが普通だ」「儲けるためには必要な投資だ」と説明しても、暖簾に腕押しで話が通…

→

基本通達が「共通言語」になる理由

「税務調査で通達を根拠に指摘されたが、これは法律なのか」「法律には書いていないのに、なぜ従わなければならないのか」経営者や個人事業主から、こうした質問をいただくことがあります。税務署の職員や私たちが実務で頻繁に参照する「所得税基本通達」や「…

→

現金勘定を手放すと経理が楽になる

毎月、レシートや通帳を見ながら現金出納帳をつけている。あるいは経理担当者がノートに手書きで記録し、それを会計事務所へ届けている。そういう会社が、今も少なくありません。その作業、一度立ち止まって考えると、ほとんど意味をなしていないことがありま…

→

帳簿は経営者が自分のために作るものです

帳簿は、「税務署が来た時のために仕方なく作っている」「銀行から融資を受けるための提出書類として必要なもの」「毎月の記帳は会計事務所に丸投げしている」。中小企業の経営者と話していると、こうした声をよく耳にします。たしかに帳簿は、決算や税務申告…

→

顧問料は経営の相談に振り替えられます

必要な資材を必要な分だけ仕入れるのと同じように、税理士のサービスも「自社にとって本当に必要なもの」にお金を払うべきです。しかし業界には旧態依然とした慣習が根強く残っており、知らないうちに非効率な業務にお金を払い、経営者自身もその作業に時間を…

→

顧問税理士に何を頼めばいいか分からない方へ

顧問税理士との関係が、なんだかしっくりこない。毎月あるいは数か月に一度、帳簿や申告書の作成をお願いして、書類を受け取って、それでおしまい。特に不満があるわけではないけれど、「顧問料を払っている意味は何だろう」とふと思う。そういう経営者は少な…

→

ネットで見かけた税務の誤り6つを正します

税務調査や税務署について気になることがあると、まずインターネットで検索したり、AIアシスタントに質問したりします。手軽に情報を得られる時代になった一方で、税務については不正確な情報が少なくありません。しかも発信元が、そこそこ有名な税理士法人…

→

税務署は見ている(路地裏)

第5回:裏口の「食品コンテナ」は口ほどに物を言う。散歩中の調査官がチェックする“意外なモノ”不特定多数のお客様と現金でやり取りをする飲食店。 その性質上、銀行口座を通さないお金の動きが多く、外部からは正確な売上規模が見えにくい業種の一つです…

→

税務署は見ている(ヤード、在庫)

第4回:決算日の夜、工場の塀の外に立つ影。「在庫の山」は雄弁に語る会社の決算日が近づくと、経理担当者は書類の整理に追われます。しかし、その裏で税務署の調査官が、書類ではなく「現場」の風景を静かに凝視していることをご存知でしょうか。彼らが狙う…

→

税務署は見ている(物産展)

第3回:賑わう「物産展」の死角。遠く離れた販売地にまで届く、税務署の“眼”百貨店やスーパーの催事場で行われる「全国うまいもの市」や「物産展」。 活気あふれる会場で、地方の特産品や新鮮な海産物を買い求める人々の波。そんな平和な光景の中にも、鋭…

→

消費税の制度や税率について(個人的見解)

選挙期間だからでしょうか、続けざまにお客様から同様の質問をいただいたので、全くの私の個人的な見解ですが、消費税の基本的な考え方をまとめてみました。【⒈消費者は消費税を納めていない(政府公認の価格転嫁)】 まず前提として、消費者は消費税を納め…

→

税務署は見ている(産直、道の駅)

第2回:行楽シーズンの「道の駅」にご用心。調査官が野菜のラベルを凝視する「職業病」休日、ドライブの休憩がてら立ち寄る「道の駅」や「産直施設」。 新鮮な野菜や特産品が並び、観光客で賑わうその場所に、もし鋭い視線で野菜を手に取る人物がいたら………

→

税務署は見ている(カバンと愛車)

第1回:まるで刑事ドラマ? 調査官が「社長のカバン」と「愛車」を凝視する理由「ある日突然、税務署がやってきた!」いわゆる「アポなし調査(無予告調査)」。経営者にとってこれほど心臓に悪い出来事はありません。しかし、実はこの時点で、調査はすでに…

→
2025 26 columns

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:葬祭業】

Q. なぜ税務調査官は、霊柩車の「運転日報」と「走行距離」を照合するのか。厳粛な儀式の裏にある“見えない相場”。A. 一般の人には料金の相場が分かりにくい葬祭業。この業界に対し、調査官は非常に具体的な物理的証拠から切り込みます。霊柩車や寝台…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:学校法人】

Q. なぜ税務調査官は、幼稚園の「下駄箱の数」まで数えるのか。“教育の聖域”で確認される“お金の境界線”。A. 前提として、幼稚園や学校法人が行う教育活動そのものは、原則として非課税です。授業料や入学金に法人税がかかることはありません。では…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:宗教法人】

Q. なぜ税務調査官は、お寺の「過去帳」や神社の「祭祀の記録」まで確認するのか。“聖域”にもたらされる“世俗”のルール。A. 大前提として、お寺や神社といった宗教法人の活動には、原則として法人税がかかりません。お布施や賽銭といった宗教活動そ…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:医療機関】

Q. なぜ税務調査官は「自由診療」と「薬品棚」の裏側を覗きたがるのか。医療機関の調査で浮かび上がる“もう一つの顔”。A. 医療機関の税務調査では、独特のお金の流れが注目されます。調査官が特に知りたがるのは、保険が適用されない自由診療の有無と…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:食品加工業】

Q. なぜ税務調査官は「歩留まり」まで知りたがるのか。調査で明らかになる“利益操作”の手口とは。A. 調査官は、調査対象の業界を深く研究しています。食品加工業の調査では、必ずと言っていいほど深く掘り下げる質問がある。「製造工程」と「歩留まり…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:卸売業】

Q. なぜ税務調査官は「リベート」と「在庫管理」の裏側まで知りたがるのか。卸売業の調査で見える“利益調整”のカラクリ。A. 業種が変われば、調査官の着眼点も変わります。多くの商品を仕入れて販売する卸売業。この業界の調査で特に注目されるのが、…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:機械製造業】

Q. なぜ税務調査官は「製造現場と経理の連携」を細かく知りたがるのか。調査で浮かび上がる“構造的な問題”とは。A. 業種によって、調査官が注目する急所は変わります。下請け構造が特徴的な機械製造業。この業界の調査で調査官がしばしば深く掘り下げ…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:貨物運送業】

Q. なぜ税務調査官は「運転日報」と「事故記録」を照合するのか。運送業の調査で浮かび上がる“帳簿に載らない稼働”。A. 貨物運送業の税務調査で、調査官が必ずと言っていいほど深く読み込む資料が2つあります。日々の運行を記録した「運転手の乗務記…

→

【税務調査のプロはこう見る! ケーススタディ:建設業】

Q. なぜ税務調査官は、工事の利益率だけでなく「応援する政治家」の名前まで知りたがるのか。建設業の調査で暴かれる“裏金”の流れ。A. 業界の慣習が、税務調査の焦点を決めます。古くからの慣習が根強く残る建設業。この業界の調査で、調査官が核心に…

→

税務調査のノルマ説が語り継がれる理由

これまでのコラム「税務調査にノルマはあるのか」「人事制度から読む、税務調査の実態」で、税務調査に個人的なノルマは存在せず、税務職員の人事制度もそれを裏付ける仕組みになっていることを書きました。それでも「ノルマがあると聞いた」という話は消えま…

→

人事制度から読む、税務調査の実態

前回のコラム「税務調査にノルマはあるのか」で、「税務調査にノルマがある」という話が都市伝説であることを書きました。その根拠は、税務職員の人事制度にあります。成果が報酬や出世に結び付かない仕組み税務調査をノルマ対策の文脈で語る声があるのは事実…

→

税務調査にノルマはあるのか

「税務署の調査官には、追徴課税のノルマがある」。経営者の間で根強く語られる話です。この話を鵜呑みにすると、本来冷静であるべき調査の場で、不要な緊張や誤解が生まれます。数値目標はあるが、個人のノルマはない税務調査に、個人へ課せられたノルマはあ…

→

税務調査を「受け身」にしない3つの視点

税務調査の連絡が届くと、まず「どう対応すればよいか分からない」という戸惑いが来ます。税務調査は、一方的に受けさせられるものではありません。法律に基づいた行政手続きであり、会社側にも正当な権利が認められています。事前の理解と準備次第で、対応の…

→

税務調査の終わり方、二つのゴールとは

帳簿の確認や経営者へのヒアリングがひと通り終わると、調査官から法律に基づいた「調査結果の内容の説明」が行われます。調査で確認された事実と、それに対する税務署の見解を、会社側に正式に伝える手続きです。ここから、終わり方は大きく二つに分かれます…

→

税務調査の着地点とは?中間報告後の対話術

帳簿の確認や担当者へのヒアリングが一定の段階まで進むと、調査官から具体的な指摘事項が伝えられます。実務でいう「中間報告」です。これは法律で定められた手続ではなく、便宜上の取扱いです。国税通則法にある「調査結果の内容の説明」をしてしまうと調査…

→

反面調査を回避!信用を守る税務調査対策

税務調査の通知が届くと、「指摘を受けて多額の税金を納めることにならないか」「日々の業務が止まってしまうのではないか」と不安がよぎります。会社を真剣に経営しているからこそ生じる感情です。調査官はまず、会社に保管されている帳簿や書類を中心に確認…

→

税務調査で見られるのは経理の書類だけではない

現場・現物確認調査で会社の物理的な姿を把握した調査官は、いよいよ核心である「帳簿・質問調査」へ進みます。会社が作成した会計帳簿と、添付された証拠書類を一つひとつ確認し、分析していく作業です。調査官がどんな視点で帳簿や書類を見ているのかを知っ…

→

調査官が社内を歩いて見ているもの

概況聴取が終わると、調査官は次の段階へ進みます。対話で会社の全体像を理解したうえで行うのが「現場・現物確認調査」。帳簿などの書類と実際の現場が一致しているかを確かめる、ごく自然なプロセスです。書類上の数字だけでなく、実際の業務風景や社内の様…

→

調査官が初日の雑談で決めていること

税務調査の当日、調査官が会社を訪れて最初に何をするか。「挨拶もそこそこに、いきなり帳簿や領収書の確認が始まる」という想像とは違い、まずは経営者へのヒアリングから始まるのが一般的な流れです。この初日のヒアリングを、概況聴取(会社全体の事業内容…

→

事前通知から学ぶ、税務調査の正しい手続き

会社に税務署から電話がかかってきて「税務調査に伺いたい」と言われれば、誰でも身構えます。日頃から適正な会計処理を心がけていても、「何か指摘されるのではないか」「どんな準備をすればよいのか」と戸惑うところです。しかし、税務調査は担当者がその日…

→

アポなし税務調査!慌てないための対応法

事業が成長し、取引の規模が大きくなると、税務署からの連絡がいつ来るのかと気がかりになります。税務調査は、原則として事前に電話でアポイントを取ってから行われます。しかし例外的に、連絡なしで突然調査官が訪ねてくるケースもあります。一般的な税務調…

→

調査官が行う「準備調査」とは

税務調査の連絡が入ると、その日から資料の整理や当日の対応に追われます。しかし、税務調査そのものは、会社へ通知する前から始まっています。調査官が御社を訪れる前に、税務署の内部では「準備調査(調査対象に選定された企業について、事前に行う情報収集…

→

税務署はどうやって調査先を選んでいるのか

売上や利益が伸びてくると、「そろそろ税務署から連絡が来るのではないか」と気がかりになります。全国には数多くの法人があります。税務署はその中からどうやって調査先を選んでいるのか、裏側を知る機会はほとんどありません。調査先を選ぶ作業は、国税の世…

→

税務調査に国税局が出てくる3つの場合

税務調査を担当するのは、多くの場合、会社を管轄する地元の「税務署(国税庁の下部組織で、直接納税者と接する最前線の行政機関)」です。しかし会社の規模や状況によっては、上位組織である「国税局(各地域の税務署を管轄・指導し、より大規模な事案を扱う…

→

税務調査は誰が来るかで狙いが分かります

「税務署から税務調査の連絡が来た」というとき、意識は「いつ来るのか」「何を調べられるのか」に向きがちです。しかし、もう一つ見ておきたい点があります。「どのような肩書の調査官が来るのか」です。税務署の調査も、担当者によって種類が分かれます。一…

→

税務調査は申告書の答え合わせです

会社を設立して事業が軌道に乗ってくると、「税務調査」という言葉が頭をよぎります。ある日突然、税務署から連絡が来たらどうしよう。そんな漠然とした不安を抱えている方は少なくありません。税務調査と聞くと、あら探しをされるような怖いイメージが先に立…

→

コラムで解決しないことは、
直接お聞きください

Contact

初回相談は無料です。顧問契約がなくても、税務調査の対応だけをご依頼いただけます。

無料相談はこちら最短即日対応